月: 2022年4月

記事一覧

民事再生と破産の違いについて

以前の記事で、自己破産手続きの概要について書きました。今日は、民事再生と破産の違いについてです。*ここで書いているのは、個人の自己破産手続きと個人民事再生の違いについてです。最も大きな違いは?個人の自己破産手続きと個人民事再生の最大の違いは、債務(借金)が手続きをすることによって免責(支払う必要がなくなる

生命保険金は相続財産になるのか?

以前の記事で、相続税の基礎控除と生命保険について書きました。今日は、生命保険が相続財産になるのかについてです。生命保険金は誰の財産??結論から申し上げると、生命保険金や死亡退職金、年金給付契約などは受取人の定めがあれば、相続財産にはなりません。これは、保険の契約によって生前に亡くなった人が持っていた

遺産分割協議の期限はあるのか?

以前の記事で、遺産分割協議書の書き方について書きました。今日は、遺産分割協議の期限についてです。遺産分割をする時期についてまず初めに、遺産分割協議は原則的に期限の定めはありません。遺産分割請求権(遺産分割を行うように請求する権利)は、消滅時効(一定期間権利を行使しないことにより権利が行使できなくなること)になりません。

会社役員変更登記の費用について

以前の記事で、会社役員変更登記の必要書類について書きました。今日は、会社役員変更登記の費用についてです。費用の種類会社役員変更登記でかかる費用には主に3つの費用があります。・登録免許税登録免許税は、登記申請で原則的にかかる費用です。役員変更の場合には、会社の資本金が1億円以下かその他かにより変わります。

配偶者居住権の評価の計算方法について

以前の記事で、配偶者居住権の登記について書きました。今日は、配偶者居住権の評価額の計算方法についてです。配偶者居住権の価額の計算方法まずは、配偶者居住権自体の価額の計算式です。固定資産税評価(建物の相続税評価額)は固定資産税評価証明書に記載のある価格になります。耐用年数は住宅用建物の耐用年数表

配偶者居住権の登記について

以前の記事で、配偶者居住権のデメリットと税金への影響について書きました。今日は、配偶者居住権の登記についてのお話しです。配偶者居住権の成立要件配偶者居住権の登記についての話の前に、そもそも配偶者居住権の成立要件についての話をします。① 配偶者居住権は相続財産の分配を円滑にする制度で

法定相続情報一覧図の作成費用どのくらいかかる?

以前の記事で、法定相続情報一覧図の必要書類について書きました。今日は、法定相続情報一覧図の作成にどれくらいの費用がかかるか?についてです。何に費用がかかる?そもそも、法定相続情報一覧図を作成するには、何に費用がかかるのでしょうか?費用がかかる項目と金額は下記のとおりです。

法定相続情報一覧図の必要書類

以前の記事で、法定相続情報一覧図について書きました。今日は、法定相続情報一覧図の必要書類についてです。どんな制度?法定相続情報一覧図は、平成29年5月に運用が開始された、相続登記を促進するための制度です。相続手続きで必要な戸籍一式が、この一覧図があることで、不要になり、手続きがより早く進むようになり

エンディングノートの作り方をポイント解説

以前の記事で、エンディングノートに書く内容について、書きました。
今日は、実際にエンディングノートを作るときのポイントについて書きます。ポイントは4つ下記に書いたポイントを整理して、まとめることが出来れば、エンディングノートは比較的早く作れるのではないかと思います。

後見監督人の職務や後見人との違いは?

後見人手続きの必要書類について書きました。今日は、後見監督人についてです。後見監督人の職務後見監督人の職務は、一言でいえば、成年後見人の事務を監督することです。後見人は、被後見人(認知症の方など)の財産に関して、包括的な代理権及び財産管理権を持っていますので、