最近よく、「終活」という言葉を耳にします。
終活というものに、確たる概念はないみたいですが、日本公証人連合の小坂敏幸 氏によれば、「終活とは医療介護の要望、身辺整理、遺言、相続手続きの準備を指す」そうです。

その方の晩年の過ごしかたを決めて、亡くなった後の手続きの準備するといったところでしょうか。

ご自分でエンディングノートを作成して、介護医療の希望を書いたり、財産の把握や整理をしたり、遺言書を作成して法手続きの準備をしたりします。

また終活のお手伝いをしてほしい、専門家を見つけておくことも重要です。

終活は、一人の専門家というより、複数の専門家がそれぞれの角度から絡んでいくイメージだと思います。

例えば私は司法書士ですので、相続手続きや遺言書の作成、生前対策でしょうし、税理士の先生も生前贈与や相続税の申告で絡むと思います。

また医療面でお医者さんが絡みますし、介護が必要であれば介護士やケアマネージャーの方が絡むでしょう。

終活は、自分の意思を明確にしたうえで、各方面のかかりつけの専門家を決めておくことなんではないかなと私は思います。

それぞれの専門家としっかりコミュニケーションをとり、自分の希望の「終活」を伝えて最適な方法や手続きを提示してもらう。

これが終活ではないかと思います。

終活を考えられている方はまず、ご自分のかかりつけ専門家を探すことから始められてはどうでしょうか?

終活についてさらに知りたい方は、「終活そうだん窓口」でも終活について詳しく解説しています。