終活でよく出てくる、「エンディングノート」についての解説です。

まず始めに、エンディングノートとは自分に何かあったときに、家族が困らないように自分の様々な事柄の意思表示を書き記しておくノートです。

エンディングノートに書き記すこと

・終末医療の意思

・葬儀、お墓、供養の希望

・家族や身近な人へのメッセージ

・交友関係

・資産の内容

・自分の人生の軌跡

では「遺言書」と何が違うのでしょうか?

最大の違いは、法定拘束力がエンディングノートにはない点です。

遺言書は作成者が死亡したら、効力を発揮し、拘束力があります。

様々な相続手続きで使用することになります。

ただエンディングノートは、家族に対しての一定の拘束力があると言えます。

エンディングノートがあったが故に、遺産の処理などが円滑に収まるケースもあります。

エンディングノートの作成の際の注意点として、エンディングノートの存在を誰かに知らせておくことです。

緊急事態があった時に、エンディングノートの存在を誰も知らなくては意味がありません。

ただ重要な資産のことなどは、別途資料を作成するなど、知られないような工夫も必要です。

エンディングノートや終活について、詳しく知りたい方は、「終活そうだん窓口」でも解説していますのでこちらをご覧ください。