今日は、相続とお金と幸福度という話しです。

平成30年の司法統計では、遺産分割事件として家庭裁判所に持ち込まれる、全体の3割は遺産総額が1000万円以下のものと言われています。

これは、ごく一般的な家庭の相続でも揉めることがあり特段珍しいことではないということです。

相続をきっかけに、親族間で揉めて疎遠になった。なんていう話しはよくあります。

話は変わりますが、ベルギーのリエージュ大学の心理学チームが行った研究では、お金は人のありふれた喜びを感じる能力を低下させるそうです。

またお金と幸福度はある一定の金額から比例しないという話は有名です。

家族の絆は人生を幸せに生きる、大事な要素の一つだと思います。その幸せを作る一つを、手に入れても幸福度が上がらないお金によって壊してしまうのは、なんとも非合理的なことではないでしょうか?

専門職の私が言うのもおかしな話ですが、相続人同士に譲り合うぐらいの気持ちがあるかどうかが結局はどんな生前対策よりも大事な気がしてなりません。

以上が「相続とお金と幸福度」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。