以前の記事で、合同会社の代表社員について書きました。
今日は、最近よく聞くNPO法人とはどんな組織なのかを書きます。
どんな組織??
NPO法人(正式名は特定非営利活動法人)は、ボランティア活動をはじめとする市民が行う社会貢献活動として特定非営利活動の健全な促進と、不特定多数のものの公益の増進に寄与することを目的とした団体に法人格が付与されたものをいいます(特定非営利活動促進法1条)
なんだかわかるような、わからないような定義ですよね。
ここでキーになるのが「不特定多数のものの公益の増進に寄与することを目的とした団体」という部分です。
特定非営利活動促進法では、NPO法人に該当する具体的な活動について記載しています。
該当法人が以下の活動のいずれかに当てはまり、「不特定多数のものの公益の増進に寄与することを目的とした団体」であれば特定非営利活動法人として認められるということになります。
(特定非営利活動促進法2条2ロ)
設立の際は自治体の許可が必要
NPO法人を設立するためには、法律で定められた書類を提出して、所轄庁の認証を受ける必要があります(特定非営利活動促進法10条)
提出書類には以下のものがあります。
① 定款
② 役員名簿
③ 役員の就任承諾及び誓約書の謄本
④ 役員の住所又は居所を証する書面
⑤ 社員のうち10人以上の氏名及び住所又は居所を示した書面
⑥ 確認書
⑦ 設立趣旨書
⑧ 設立についての意思の決定を証する議事録の謄本
⑨ 設立当初の事業年度及び翌事業年度の事業計画書
⑩ 設立当初の事業年度及び翌事業年度の活動予算書
申請がされると、約3か月以内に認証か不認証かが決まります。
設立認証の通知があった場合には、その日から2週間以内に設立登記を行う必要があります。
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