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第3章~事務所での初めての面談~

自宅での第1回目の面談から、2週間ほど経過したある日に第2回の面談を弊所で行うことになっていました。

前回の面談でご自宅に伺った際に、Aさんに「自己紹介シート」というものをお渡ししていました。

これはパーソナルな情報を記載してもらう資料で、住所、氏名、職業、家族関係、飼っているペット、趣味、関心事、出身地、居住年数、等々を書いてもらいます。

また私の自己紹介シートもお渡しして、お互いにどんな人なのかを理解する助けになる資料です。

弊所では、任意後見契約書作成(司法書士太田が任意後見人になる前提)に向けてお互いを理解して本当に契約に向けて動き出しても問題ないか?(相性や認識の違い等がないか)の確認をしたうえで、業務着手(契約書作成開始)します。

最低でも3~4回は面談をして、こちらがご質問をしたり、相手方のご質問を受けたりするのですが、質問をするにしても自己紹介シートのような資料があった方が、話がしやすいので、資料を使いながら面談をします。

今回の面談は、Aさんに初めて事務所に来てもらい、面談をする予定でした。
そして前回お渡しした、自己紹介シートを記入して持ってきてもらう予定でもありました。

約束の時間通り、Aさんは来られ面談が始まりました。
まず初めに前回私がAさんに渡した私の自己紹介シートを見て何かご質問等はありますか?と聞いたところ「特にはない」とのことでした。

色々と質問されるんじゃないかと思っていましたので、拍子抜けしたのを覚えています。

Aさんも自己紹介シートを書いてきてくれていましたので、それを拝見しながらお話していくと以下のようなことがわかりました。

・お一人でいることが好きなようであまり人と関わりたくない

・趣味もどちらかというと、人と関わるというより一人でできるようなこと

・生まれてからずっと地元で生活されていること

・雑談はあまり得意でないということ

・かかりつけの病院があること

・眼に少しご不安を抱えていて手術を受けていること

・Aさんのお母さまが90歳近くで認知症を発症したこと

前回の面談時よりは雑談ができたことはうれしかったですし、そもそもAさんは雑談が得意でないから話もそこまで弾まないのは仕方がないなと思いました。

次回の面談の予定を、1か月後にすると約束したうえで、Aさんに「事前質問シート」という資料をお渡ししました。
これは、任意後見契約に直接関わるような、質問事項ばかり載せた書類でウチが契約書作成のうえで実際に参考にする資料です。

前回渡した自己紹介シートに比べるとより核心に迫るような内容の質問があるためタイミングを見計らいお渡しするようにしています。

合計3回の面談を経て、事前質問シートを渡しても問題ないと判断し、お渡ししました。

~続く~

太田合同事務所では、生前対策として遺言書作成、任意後見契約、財産管理契約、家族信託などのご提案をしています。
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