借金をして毎月の支払いが大変。

もし支払いが出来なくなってしまったら、どうすればいいのだろう?
夜逃げでもしないといけないのか…

そんなお悩みの方へ向けて、借金が返済できなくなったら、実際にどんなことが起きるのか解説します。

通常、借金の支払いが出来なくなると、債務整理という法的な手続きをします。

今日は、債務整理手続きの一つ、破産手続きによって出る、影響についてです。

破産手続きについては、こちらの記事で解説しています。

破産手続きによって影響すること

①持ち家がある場合、いずれ手放す必要がある

破産される方がお持ちの家は、財産的価値がありますから、債権者(貸金業者等)にお金に換えて配当されることになりますので、手放すことになります。

逆に賃貸の場合には、賃貸借契約を解除されることはありませんので安心してください。ただし、毎月の家賃は当然支払わなければ、解除されてしまいます。

②クレジットカードが一定期間、作れなくなる

破産すると、信用情報機関に破産したことが記録されます。

その情報を各貸金業者や銀行は確認していますので、ローンが組みにくくなったり、カードが作れなくなったりします。

クレジットカードに関する話は、こちらの記事で話しています。

③金融機関によっては口座が凍結される

カードローンなどの借金がある、銀行の場合には、破産手続きを開始することで口座が凍結されてしまいます。

ですので、給与や年金、手当などをその口座に振り込みをしている場合には、振込先口座を変更したり、現金給付に変更するなどの対策が必要です。

④保証人への影響

借金をした本人が破産手続きをしても、保証人には影響しません。

ですので、保証人は貸金業者等から請求を受けることになります。また一般的に借金をした本人が破産手続きをすると、保証人に対しての請求が法的に可能になる状態(期限利益の損失事由)になります。

この場合には、保証人についても借金の対処を考えておく必要があります。

この他にも、破産手続きをした場合には、転居、郵便物の制限があったり、会社役員は資格を損失したりします。

破産手続きを検討中の方は、この辺りを注意してみてください。

債務整理について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの債務整理そうだん窓口で費用やメリットについて解説しています。