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以前の記事で、住所変更登記は自分で出来るの?どんな手続きなの?について書きました。
今日は、住所変更登記の費用についてです。
どんな登記??
住所変更登記の費用について解説する前に、住所変更登記とはどんな登記手続きなのかを解説しますと、不動産登記の名義人(所有者や担保権者)は名前とともに住所(会社であれば本店所在地)が登記されます。
登記されるのはその当時の住所ですので、その後住所が変われば(会社であれば本店移転)住所変更が必要になります。この時するのが住所変更登記になります。
ちなみにこの住所変更登記は法律改正により令和8年4月までに義務化されますので注意が必要になります。
費用について
さて住所変更登記について説明しました。では費用はどれくらいかかるのでしょうか?
登記手続きは自分で行う場合と司法書士などの専門家に依頼して手続きの代行をしてもらう場合があります。
専門家に手続きを依頼すれば、法務局に行ったり、必要書類を手配する手間は省けますがその分費用がかかります。
逆に自分で手続きを行えば手間はかかりますが、その分費用は安く済みます。
必ずかかる費用(実費)
・住民票取得手数料(200円~300円)
市役所等で支払う手数料です。自治体によって異なりますが、200円~300円のところが多いです。
・戸籍の附票(200円~300円)
住民票の従前住所(1つ前の住所)で住所の繋がりが確認できない場合には、戸籍の附票をとって住所の繋がりを確認します。
*戸籍の附票でも繋がりが確認できない場合には、不在住証明書等(200円~300円程度)が必要になるケースがあります。
詳しい話は今回のテーマとは異なりますので別の記事で書きます。
・登録免許税(不動産の数✖1000円)
登記申請をする際には、登録免許税という税金がかかります。住所変更登記においては、不動産の個数(例えば、土地1筆、建物1棟であれば2000円)に応じて決まります。
司法書士報酬
司法書士報酬は上記でも記載した通り、自分で手続きをすれば費用はかかりません。
事務所によって多少差はあると思いますが、1万円~1万5千円(税抜き)のところが多いようです。
登記情報の取得手数料
司法書士が登記手続き代理をする場合には、通常『登記情報』という登記簿をオンライン上で確認できるものを利用して、権利関係を確認したうえで、登記手続きの準備をします。
これを閲覧するのに、1つの物件につき331円の費用がかかります。
合計は?
仮に司法書士へ住所変更登記手続きを依頼した場合には、合計で約1万5千円~2万円程度の費用がかかると思います。
自分で手続きをすれば、2千円から3千円程度で済みますが、法務局での手続きや市役所での書類取得が必要になります。
法務局は、行けばすべてを教えてくれるわけではありませんので、登記申請書を自分で作成して、補正(登記申請に不備があった場合に訂正する作業)も都度法務局へ赴き、手続きする必要があります。
そのあたりの手間を省くために司法書士報酬を支払うかを考慮されて、手続きを自分で行うか司法書士へ依頼するかを判断されるのが良いと思います。
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