以前のコラムで住所変更登記の義務化についての話を書きました。

 

今日は住所変更登記はどんな手続きか?そして自分で出来るのか?という話です。

まず自分で出来るかどうかですが、結論から申し上げますと、自分で出来ます。が簡単なものならばという条件付きです。

 

登記簿上で名義が入ると、その方の名前と住所が登記されます。
登記では、名前と住所でその方の同一性を確認するため例えば、住所変更があったり結婚して名前が変わっていたりすると、同一性がとれません。

 

そのままでは、登記上同一人物とはみなされないので、その際に住所変更等が必要になります。

 

そして住所変更登記の際に必要な書類が住民票です。住民票には、現住所の一つ前の住所が記載されています。この一つ前の住所が登記簿上のご住所であれば、なんら問題なく登記手続きは出来るでしょう。
これが簡単な場合です。

 

しかし一つ前の住所が登記簿上の住所と相違する場合、戸籍の附票や場合によってはさらに他にも必要書類が増えることがあります。

 

なぜそんなに書類を集めなければならないか?
登記簿上の住所と現住所を公文書(住民票や戸籍の附票)などで移転の経緯を証明する必要があるからです。

 

ですので、現住所と過去の登記簿上の住所が公文書で証明出来ない場合もあり得ます。

 

その場合には、司法書士に依頼すれば問題なく手続きをしてもらえます。

 

以上が『住所変更登記は自分で出来る?どんな手続き?』でした。最後までお読みいただきありがとうございます。